美容液の成分と効果を正しく知っておこう!

洗顔後に化粧水で肌を整えて美容液で美容成分を補う。これがスキンケアにおけるもっとも基本的な部分です。ですから美容液でどんな成分を補うかどうかでスキンケアで得られる効果に大きな違いが出てきます。言い換えればどんな効果を求めるかに合わせて美容成分を選択していく必要があるわけです。

コラーゲン・ヒアルロン酸は浸透性を高める処方が施されているか

エイジングケア常識美容液成分

そのためには目的別によく配合されている美容液の成分に関して知っておきましょう。

 

まず基本中の基本といえる保湿成分。セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸が3大保湿成分と呼ばれていますが、他にもアミノ酸に代表される天然保湿因子(NMF)、スクワラン、エラスチンといった成分も挙げられます。

 

これら保湿成分では浸透性が重要なポイントです。コラーゲンとヒアルロン酸はどちらも分子量のサイズが大きく、加水分解やペプチド化といった技術でサイズを小さくしないと角質層に十分に浸透しないからです。

 

ですから同じ配合量でも浸透性の高い形で配合された美容液の方がより高い効果が得られるわけです。

 

また角質層で角質細胞を結びつける役割を担っている細胞間脂質のセラミドは油分になじみやすい油溶性のため、美容液よりも乳液やクリームで補った方が効果が高いとも言われています。

 

保湿美容液を選ぶ場合にはこうした点も意識して製品の比較検討を行っていくことが大事です。それから肌の老化を防ぐ抗酸化成分。加齢とともに活性酸素が増加すると細胞の老化が進んでシワやたるみといったトラブルの原因となります。

 

この活性酸素を抑制・除去する働きを持つ成分を抗酸化成分と呼んでおり、代表的なところではビタミンC誘導体、アスタキサンチン、コエンザイムQ10などが挙げられます。

ハリ・たるみ対策にはレチノール・ナイアシン・FGFなど

エイジングケア常識美容液成分

30代後半から肌の老化が加速することが多く、ハリの低下やたるみが気になり始めたときに補うと役立つ成分です。

 

ターンオーバーを活性化させる働きを持つ成分も世代を問わず美容液によく配合されています。

 

年齢を重ねるとターンオーバーに乱れが生じてくすみなどのトラブルが起こりやすくなりますし、若い年齢でも生活習慣やホルモンバランスが乱れているとターンオーバーが乱れが起こります

 

EGFやプラセンタには皮膚細胞を活性化させる働きがあるため、ターンオーバーを促す働きが期待できます。

 

エイジングケアではあとハリの改善、シワ対策に役立つコラーゲンの生成を促す成分も頭に入れておきたいところ。

 

これまでにも名前が挙がったビタミンC誘導体やプラセンタのほか、レチノール、ナイアシン、FGFといった成分にはコラーゲンを作っている線維芽細胞を活性化させる作用があるため、肌のハリ、シワ、たるみ対策に効果が期待できます。

 

あとはアルブチンやトラネキサム酸、ハイドロキノンといった美白成分を踏まえておけば自分に合った美容液を見つけやすくなるはずです。

目元美容液の上手な選び方と使い方

エイジングケアでは目元美容液が欠かせないとも言われています。目元は加齢の影響があらわれやすい部分なうえ、刺激に敏感なので顔全体に使うものと同じ美容液を使うと負担がかかってしまう恐れがあるからです。

特に敏感がちな肌に使える低刺激さが大前提

エイジングケア常識目元美容液

ですから目元美容液を選ぶ際にはこの基本的な部分、つまり目元に刺激を与えずに使えることを大前提にしておきましょう。

 

目元のシワや乾燥が気になる方はとくに刺激に敏感になっている可能性が高いので低刺激な製品を選ぶことが欠かせません。

 

この低刺激に関しては配合成分のほか、価格とも深く関わってきます。合成界面活性剤、防腐剤、合成着色料といった肌に負担をかける恐れがある添加物を使用していない製品はどうしても製造コストがかかるため、価格も高くなりがちだからです。

 

逆に言えばあまり安い製品を選ぶと使い続けることで肌に負担をかけてしまう恐れがあるので注意が必要です。せっかく目元専用のケアのために美容液を使うのですから、プチプラで済ませようとせず、ある程度の出費を覚悟したうえで選んでいきたいところです。

 

この大前提を踏まえたうえで自分にとって必要な成分が配合されている製品を選んでいくことになります。自分の目元にどんな問題が見られるのか。

 

たとえば乾燥による小じわが気になる場合には保湿ケアを重点的にできる製品が適しています。セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸といった保湿成分をしっかり補えるものを選びましょう。

 

ここで注意したいのが浸透性です。目元は皮膚が薄いうえに乾燥で表皮が硬くなると有効成分が浸透しにくい状態になりがちです。

ムラなく撫でるように馴染ませられる使い勝手の良さが理想

エイジングケア常識目元美容液

もともと目元美容液は浸透性を重視した製品が多く見られ、ナノ化の技術で成分の分子量を小さくする、

 

特殊なカプセルに有効成分を閉じ込めて浸透しやすくするといった工夫が見られます。こうしたメーカーのこだわりも見た上で角質層全体に潤いをもたらせる製品を選びたいところです。

 

選び方で難しいのが美白効果がある目元美容液です。紫外線を浴びやすい部分ということもあってシミ・くすみの悩みを抱えやすい目元は美白対策も重要なポイント。

 

ただ美白成分は効果が高いほど肌への刺激が強くなるため、目元の使用のために作られた製品であっても肌の状態によっては刺激を感じてしまうことがあります

 

最終的には実際に使ってみて判断することになりますが、少しでも違和感を感じたらすぐに使用を中止し、無理なく使い続けられる製品を選んでいくようにしましょう。この点は目元美容液の使い方とも関わってくる点で、美白成分に限らず心がけましょう。

 

あとは使い勝手のよさ。塗付する際の摩擦の刺激を避けるためにも伸びがよく、ムラなく使いやすい製品の方が適しています。使うときには指で擦らず、優しくなでるような馴染ませていくよう心がけましょう。

保湿美容液の上手な選び方と使い方

保湿美容液は保湿をメインの効果にしているわけですから、保湿成分がどれだけ含まれているかどうかが選び方の第一のポイントとなります。ほとんどの美容液には保湿成分が含まれているものですから、単に含まれているかどうかだけでなく、どのような形で含まれているかどうか、細かいところまで踏み込んでみていきましょう。

セラミドの中でも浸透性で選ぶなたらヒト型セラミド

エイジングケア常識保湿美容液こんにゃくセラミド

保湿成分といえばセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンが代表格として挙げられます。

 

ただこれらの成分にはいろいろな種類があり、どの種類がどのような形で配合されているかで美容液としての内容にも差が出てきます

 

まずセラミド。この細胞間脂質には原材料と性質の両面で複数の種類に分けられています。

 

まず原材料では酵母を原材料に人間の体内に含まれているセラミドの構造に似せて作られたヒト型セラミドというタイプが主流となっています。人間の肌とのなじみもよく、浸透しやすいので美容液の成分として適しているのです。

 

一方、敏感肌・乾燥肌などスキンケア製品の刺激が気になる方は低刺激な植物由来のセラミドも選択肢に入れておくべきでしょう。とくにこんにゃく由来のセラミドが乾燥肌向けの製品によく配合されています。

 

性質に関してはセラミド1、2、3、6Uの4種類が保湿に適しているといわれています。これらのうち2〜3種類ほど含まれていると相乗効果が期待できるのでお勧めです。

 

コラーゲン、ヒアルロン酸に関してはサイズの大きさがポイントです。そのままのサイズでは大きすぎて肌に浸透にくいため、特殊な技術を使ってサイズを小さくしたり、特別なカプセルに閉じ込めて配合するといった方法が採られています。

1つの成分でも複数のサイズを配合で長時間留まりやすく

エイジングケア常識保湿美容液

ですからどのような処方で配合されているのか、それによってどれだけ浸透性が高まっているのかをチェックしてみましょう。

 

あえて複数のサイズを配合して角質層の奥から表皮周辺までまんべんく行き渡らせ、長く留まらせ工夫を取り入れた製品などもあります。

 

他の保湿成分では天然保湿因子(NMF)の主成分でもあるアミノ酸、表皮から水分が蒸発するのを防ぐ働きを持つスクワラン、優れた保水力とエイジングケア効果を兼ね備えたプロテオグリカンなどもチェックしておきたいところです。

 

あとはやはり低刺激で使いやすいこと。乾燥した肌は刺激に敏感になっていますから、負担をかけずに使い続けられることが大前提です。合成界面活性剤や防腐剤などの添加物がどれだけ肌に刺激をもたらすか気をつけてみましょう。

 

また使うときには指で擦らず、優しく撫でるように馴染ませるか、ハンドプレスで押し当てるように馴染ませていくといったアプローチがオススメです。

導入美容液の上手な選び方と使い方

導入美容液とは従来の美容液とは違い、洗顔後に使用するのが原則です。まず導入美容液を使うことで化粧水や美容液が浸透しやすい状態に肌環境を整える役割を担っています。導入(ブースター)と呼ばれるのもこの下準備の役割からです。

有効成分の通り道を作るために油分も配合されているのが特徴

エイジングケア常識導入美容液

ですから美容液といっても効果や選び方、使い方には違いがあり、正しい知識のもとで選んでいくことが大事です。

 

化粧水や美容液に含まれている美容成分を浸透しやすい環境に整えるが第一の目的ですから、選ぶ際には浸透しやすい肌環境へと導いてくれるかどうかが選び方のポイントです。

 

とくに重視したいのが保湿効果、肌が乾燥してカサカサに硬くなった状態だと水分や有効成分が浸透しにくい状態になっています

 

導入美容液の場合、単に保湿成分を配合しているだけでなく適度な油分が含まれているのが特徴です。角質層に浸透した油分が角質細胞の隙間に満たされる形で有効成分の通り道ができるのです。

 

とくにセラミドは細胞間脂質として肌の保湿と有効成分の通り道を作る重要な役割を担っているだけにしっかり補えるかどうかが選ぶ上でのひとつのポイントとなるでしょう。

 

もうひとつ、導入美容液において重要なのが肌をやわらかくする効果です。これも先ほど触れた乾燥と関わってくる部分ですが、肌の表面が硬く、毛穴の柔軟性が失われて細く狭い状態に陥っていると有効成分が浸透しにくくなります。

 

とくに年齢を重ねた肌はターンオーバーの乱れで古い角質が蓄積して有効成分の浸透をブロックしてしまうような状態になりがちです。

中性〜弱アルカリ性に変化させて成分の浸透性をアップさせるタイプも

エイジングケア常識導入美容液

そこで導入美容液で硬くなった肌をやわらかくしておいて浸透しやすい状態を作り出すのです。

 

このやわらかくする効果と有効成分の通り道を作る効果が導入美容液の2大要素といってもよいでしょう。

 

角質をやわらかくする成分には尿素やライスパワーエキスNO11などがあります。

 

そのほかには肌がアルカリ性か酸性かを判断するPh値を調節する働きも備えている製品もあります。

 

もともと人間の肌は弱酸性といわれていますが、導入美容液によって中性〜弱アルカリ性へと変えることで有効成分を浸透しやすい環境にすることができるのです。

 

こうしたポイントを踏まえたうえで導入美容液を選べば今まで使っていた化粧品の効果を高めることもできるでしょう。

 

ただし、洗顔後に使用するアイテムだけに肌に刺激をもたらすような製品は避ける、塗付する際には摩擦で刺激を与えないよう優しくなじませていくといった使い方のポイントを忘れないようにしましょう。