たるみ・ハリ不足の予防と対策

たるみ・ハリ不足は年齢を重ねるとどうしても出てくる悩みです。そして一度たるみやシワができてしまうとなかなか改善するのが難しく、一気に老けた印象になってしまう悩ましい面もあります。そのためたるみ・ハリ不足の対策では予防を重視し、早い段階から適切なケアを行っていくことが重要です。

保湿成分を補って肌の潤い・ボリューム不足をケア

エイジングケア常識非常識こじわ

そもそもどうしてたるみ・ハリ不足が起こるのか?まずは老化そのものを防ぐケアを心がけましょう。

 

角質層から保湿成分が減少すると水分が失われ、肌に潤いとボリュームが失われていきます。

 

しかもバリア機能が低下することで紫外線をはじめとした外部からの刺激のダメージを受けやすくなり、ますます老化が進んでしまうため、まず保湿対策を確実に行うことが求められます。

 

セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸といった保湿成分を補い、角質層内部の潤いとボリュームを維持できるよう心がけましょう。

 

それから抗酸化成分による活性酸素の抑制・除去も大事なポイントです。年齢を重ねると活性酸素が増加し、皮膚細胞の老化を加速していきます。

 

ビタミンC誘導体やアスタキサンチン、コエンザイムQ10といった抗酸化成分にはこの活性酸素を抑制・除去し、老化の進行を遅らせる働きがあります。

 

この保湿成分と抗酸化成分による対策は予防の観点から見たたるみ・ハリ不足の対策においてもっとも重要なポイントとなるでしょう。

 

30代後半頃からたるみ・ハリ不足が気になりはじめるようになるため、この年代に入ったらさらに一歩踏み込んだケアを取り入れてみましょう。

コラーゲンは直接補うより体内で生成を増やすケアが効率的

エイジングケア常識非常識しわたるみ

その鍵となるのが真皮層のコラーゲンです。角質層では保湿成分として重要な役割を担っているこのコラーゲンは真皮層においては肌全体を支える役割を担っています。

 

繊維状のコラーゲンが真皮層の内部を網の目のように張り巡らされることで肌を支えているのです。このコラーゲンも加齢の影響で減少していくほか、バリア機能が低下していると紫外線のダメージで壊されてしまいます。

 

化粧品でコラーゲンを直接補っても真皮層にまで浸透しないため、体内でコラーゲンが作られるのを促すのがポイントです。

 

ビタミンC誘導体、プラセンタ、レチノール、FGFといった成分にはコラーゲンを作っている線維芽細胞の働きを活性化させる働きがあるのでたるみ・ハリ対策に高い効果が期待できます。

 

もうひとつ、スキンケアとは別に表情筋トレーニングも取り入れてみましょう。表情筋とは顔の表情を作る筋肉ですが、同時に肌を支える働きも担っています。この筋肉が衰えるとたるみが起こりほうれい線などの原因にもなります

 

この筋肉を鍛えるエクササイズもありますから、ネットなどで調べて取り入れてみるとよいでしょう。簡単なエクササイズばかりなので手軽に始められて続けやすいはずです。

毛穴のたるみと黒ずみの予防と対策

毛穴の悩みは年齢を問わず見られるものですが、年齢を重ねるにつれてたるみが見られるようになることでますます厄介なトラブルになってしまう傾向が見られます。毛穴ケアとエイジングケアをうまく組み合わせたうえで適切な予防と対策を行っていきたいところです。

黒ずみの原因は若い頃と違うので年齢に合ったケアが必要

エイジングケア常識非常識毛穴黒ずみ

毛穴の黒ずみは若い頃とエイジングケアの年代では事情にかなり違いが見られます。

 

若い頃は皮脂の分泌が活発なため、洗顔が追いつかずに毛穴を詰まらせてしまうことが多いのに対し、年齢を重ねるとターンオーバーの乱れで古い角質が詰まってしまうことが多いのです。

 

また、加齢とともに肌が乾燥し弾力が失われていくと毛穴も細く硬くなってしまい、奥に詰まった汚れが落ちにくくなってしまう面もあります。

 

ですからエイジングケアにおける毛穴の黒ずみ対策では洗顔はもちろん、ターンオーバーを活性化させつつ蓄積した古い角質を除去していくケアも求められます。

 

EGFやプラセンタなど皮膚細胞の働きを活性化させる成分をスキンケア製品で補うことでターンオーバーを促すことができるのでうまく取り入れてみましょう。また睡眠環境の改善、適度な運動など日常生活での対策も取り入れたいところです。

 

洗顔では泡立ちがよく粒子が細かい洗顔料を使うのがまずポイントです。年齢を重ねると洗顔の刺激が肌に大きな負担になってしまうため、指で擦らず泡を馴染ませるだけで汚れを落とせるような洗顔料がオススメです。

 

火山灰や泥、竹炭などを洗浄成分として使用した洗顔料がとくに毛穴ケアに適しています。また、古い角質の蓄積が気になる場合は角質を溶かして落とす働きがある酵素洗顔なども取り入れてみるとよいでしょう。

毛穴のたるみケアには保湿成分で肌をふっくらと

エイジングケア常識非常識毛穴たるみ

いずれにしろ肌に負担をかけずに毛穴の汚れを落としていくことができることが大前提です。

 

一方毛穴のたるみの関しては肌そのもののたるみと深く関わってくるだけにハリを改善するケアが欠かせません

 

保湿成分で肌の潤いとボリュームを改善しつつ、真皮層のコラーゲンを増やすケアを行っていきましょう。

 

角質層の奥にある真皮層で肌全体を支えているコラーゲンを増やすためには体内での生成量を増やす必要があるため、コラーゲンそのものだけでなくビタミンC誘導体、レチノール、FGFといったコラーゲンを作っている線維芽細胞の働きを促す作用がある成分も重要になってくるでしょう。

 

毛穴の汚れを洗顔でしっかり落とし、収れん化粧水で肌を引き締め、美容液でハリ・たるみ対策を行っていく。これがエイジングケアにおける毛穴ケアの理想的な形です。自分の肌に負担がかからない範囲内でよいアイテムを選び、よい環境を整えていくようにしましょう。

シミ・くすみの予防と対策

シミ・くすみ対策の最大のポイントは紫外線対策です。いかに紫外線のダメージを避けて予防することができるか。とくにシミは一度出来てしまうと消すのが難しいだけに日ごろから紫外線対策を心がけたいところです。

曇りの日の紫外線量は晴天時の60%

エイジングケア常識非常識シミくすみ

紫外線は1年中降り注いでいるので夏場だけ注意すればというわけにはいきません。

 

とくに4〜5月は夏場と比べてもそれほどそん色ないくらいの紫外線が降り注いでいるのでしっかりと紫外線対策を行いましょう。

 

また曇り空でも晴天の60パーセント程度の紫外線が降り注いでいますから、油断せずに対策を行うよう心がけましょう。

 

年齢を重ねるにつれてこの紫外線対策が重要になり、また工夫が求められるようになります。

 

まず加齢の影響でバリア機能が低下し、紫外線のダメージを受けやすくなってしまうのがひとつ、それから対策は肌に負担をかけない範囲内で行っていかなければならないのがもうひとつ。

 

日焼け止めはSPF、PAの数値が高い製品ほど肌への負担が大きくなるため、年齢を重ねた肌には日焼け止めに頼ったケアは適していません。

 

UVカット効果を備えた乳液、クリーム、化粧下地なども増えているのでこうしたアイテムでもうまく紫外線対策を行い日焼け止めの負担をできるだけ避ける工夫を心がけましょう。もちろん、日傘や帽子、サンバイザーといった直接日差しを避けるアイテムも役立ちます。

 

それからシミ・くすみができにくい肌作り。先ほども触れたようにバリア機能が低下していると紫外線のダメージが多くなり、シミ・くすみができやすくなります。

ターンオーバーを促してシミが沈着する前に排出を

エイジングケア常識非常識シミくすみ

保湿ケアを心がけ、バリア機能の維持を心がけましょう。それからもうひとつ重要なのがターンオーバーの活性化です。

 

紫外線などの刺激で増加したメラニン色素が肌に沈着を起こすのがシミです。

 

そのためターンオーバーを活発にしてメラニン色素の排出を促すことができればシミできにくい環境にすることもできるのです。

 

睡眠環境の改善や適度な運動といった日常生活でできるケアに加えてFGF、プラセンタといったターンオーバーの活性化に役立つ成分をスキンケアで取り入れてみましょう。

 

こうした予防を重視したケアをしっかり行ったうえではじめて美白化粧品の効果を最大限に引き出すことができます。美白化粧品に頼った対策ではなく、肌環境全体を意識したケア環境を築いていくことがまず第一です。

 

そして美白化粧品を選ぶ際には美白成分にばかり目を向けるのではなく、これまで挙げてきた保湿効果やターンオーバーの活性化といった効果にも着目し、肌そのものをシミ・くすみに強い環境へと導いてくれるような製品を選んでいくことが求められます。

しわ・乾燥小じわの予防と対策

しわ・乾燥小じわは加齢とともに変化していく肌環境と密接なかかわりがあります。それだけに早い段階で肌の変化を見極め、適切なケアで対策を行っていくことが重要になってきます。そのためにもまず老化と肌の関係について知っておきましょう。

肌の乾燥はバリア機能低下の始まり

エイジングケア常識非常識こじわ

肌の老化はまず角質層の乾燥からはじまるといわれています。

 

角質層に含まれて水分を抱え込んでいるセラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸といった保湿成分が老化の影響で減少していくのです。

 

その結果水分を保ち続けることができなくなるだけでなく、バリア機能も低下して紫外線をはじめとした外部からのダメージが肌の奥にまで侵入しやすくなっていきます

 

その結果肌の表面はカサカサになり、肌のハリ・弾力が失われてしわが刻まれやすくなるのです。乾燥小じわはその名前からも乾燥が直接の原因になっているトラブルです。

 

ですからまず保湿対策をしっかり行いましょう。それもしわ・乾燥小じわが目立つ前、かなり早い段階から予防を意識してはじめることが大事です。

 

洗顔後に肌がつっぱるようになった、以前に比べてカサつきが気になる、メイクのノリが悪いといった変化に気づいたら老化がはじまったシグナルです。これまでよりも保湿効果を重視したスキンケア製品に切り替えてみましょう。

 

それから肌のハリを維持するケア。老化の直接の原因となる活性酸素を抗酸化成分で抑制・除去するケアに加えて真皮層のコラーゲンを増やすケアも取り入れましょう。

乾燥小じわの原因の1つは油分の不足

エイジングケア常識非常識こじわ

これはたるみ対策とも共通している部分です。

 

真皮層で肌を支えているコラーゲンが減少してしまうと目じりやほうれい線など表情を浮かべたところにできるしわがそのまま刻まれやすくなっていきます。

 

ビタミンC誘導体、レチノール、EGFといったコラーゲンの生成を促す成分もうまく取り入れていきましょう。

 

乾燥小じわの場合、表面がカサカサに乾燥してしまうのが大きな原因ですが、そこには油分の不足が深く関わっています。年齢を重ねると皮脂の分泌量が減少し表皮がカサつきやすくなるのです。

 

この油分の不足は表皮だけの問題ではなく、角質層の水分が蒸発して失われやすくなる問題ももたらします。本来なら皮脂膜が表皮にフタをする形で水分の蒸発を防いでいるのですが、それが不足しているからです。

 

ですから保湿成分だけでなく適度な油分もうまく補っていきましょう。またセラミドは油溶性なので油分との相性がよいので乳液・クリームで油分と一緒に補うのもよい方法です。

 

このようにシワ・乾燥小じわは肌の表面、内部両方にわたったケアが必要になります。表皮がどれだけ乾燥しているのかをチェックしたうえで対策をはじめるタイミングを見計らい、早め早めの予防に努めたいところです。