頭皮の老化とエイジングケアの方法

頭皮の状態は毛髪があるため確認しづらく、十分なケアが行き届かないケースが良く見られます。その結果頭皮の老化が進行し、薄毛の原因になるだけでなく顔の肌にも大きな影響を及ぼすこともあるのです。

頭皮の老化は顔の老化にも影響

エイジングケア常識非常識頭皮

頭皮は顔の肌とつながっていますから、老化の影響でシワがたるみが起こると顔にも影響が及びます。

 

とくに額のシワの原因になることが多く、ほうれい線も頭皮の状態と無関係ではないといわれています。

 

「日ごろから一生懸命エイジングケアを行っているのにどうしてシワが目立ってしまうのだろう」と悩んでいる方は頭皮の老化が影響している可能性が考えられます。

 

そしてもちろん、頭皮の老化がヘアサイクルを見出し、薄毛のほか毛髪のコシやハリの低下といった問題も引き起こします。

 

30代後半頃から毛髪のボリュームが低下したり、ツヤが低下したりしてロングヘアを維持するのが難しくなる、といったケースも頭皮の老化が深く関わっている可能性があるのです。

 

このように美容に大きな影響を及ぼす頭皮ですが、老化が進みやすくケアが難しいという厄介な環境に置かれています。

 

何しろ真っ先に紫外線を浴びる部分ですし、毛髪があるため日焼け止めや保湿化粧品といったケアが難しい面があります。

 

そのうえ日ごろから頭皮の状態を確認する機会が少ないため、知らず知らずのうちに老化が進行してしまっているケースも少なくありません。

必要な栄養素やマッサージで頭皮環境を改善

エイジングケア常識非常識頭皮

老化しやすく、エイジングケアを行うのが難しい。この問題をどうクリアできるかがテーマとなってくるのです。

 

ではエイジングケアの方法にはどのようなものがあるのか?まず頭皮の健康に必要な栄養分を補うこと。

 

顔の肌のように直接化粧品を塗付するのが難しいため、育毛シャンプーや育毛剤でのケアがオススメです。

 

こうした製品には育毛成分だけでなく頭皮環境を改善するための成分も含まれているのでエイジングケアにも役立つのです。また食生活やサプリメントでたんぱく質やビタミン、ミネラルなどを補うのもお勧めの方法です。

 

それから頭皮マッサージ。紫外線を浴びやすく、しかも頭皮は顔の皮膚に比べて硬いため血行不良に陥りやすいといわれています。まず頭皮の状態を確認してみましょう。

 

白ければ血行はよく、赤ければ血行が滞っています。血行不良が見られる場合にはマッサージでほぐしてみましょう。頭皮の血行を改善することで顔のむくみや目の疲れ、肩こりなどにも効果が期待できます。

 

指先で頭皮全体を動かすよう意識しながら揉みほぐしていくのが基本的なマッサージ方法です。あとは帽子や日傘などで紫外線を防ぐこと。頭皮にも使えるスプレータイプの日焼け止めも発売されているので日差しが強い日にオススメです。

抜け毛・薄毛・白髪の予防方法

抜け毛・薄毛といえばひと昔前まではもっぱら男性の悩みとされていましたが、現在では女性の間でも大きな悩みの種となっています。ただ男性の抜け毛・薄毛は遺伝的・体質的な問題が大きいのに対して女性は生活環境や老化の影響が大きいと考えられており、適切な対策を行えば改善しやすい特徴があります。

たんぱく質やアミノ酸を補って髪の原料ケラチンの生成アップ

エイジングケア常識非常識頭皮

それだけに予防はもちろんですが、すでに薄毛の悩みを抱えてしまっている方も改善を目指した対策を積極的に取り入れていきたいところです。

 

まず現在のヘアケア環境に問題がないか見直してみましょう。

 

女性の抜け毛・薄毛に多いのが過剰なシャンプーやパーマ、ヘアカラー、ドライヤーなどで頭皮にダメージを与えてしまっているパターンです。

 

 

こうした負担が毛根で毛髪を作っている毛母細胞の活動を低下させてヘアサイクルの乱れを引き起こしてしまっています。過剰な洗浄意識で刺激の強いシャンプーを使っているなど頭皮に負担をかける習慣があるかどうかを確認し、もしあったらすぐに改めましょう。

 

それからヘアサイクルの維持に必要な栄養分がしっかり確保できているかどうか。髪の毛はたんぱく質の一種ケラチンでできているのはよく知られていますが、たんぱく質やアミノ酸が不足していると作られにくくなってしまいます。

 

またたんぱく質を体内でケラチンに作りかえる亜鉛、頭皮の血行不良に役立つビタミンEといった成分は不足しないよう日ごろから注意したいところです。食生活の見直しはもちろん、不足しているならサプリメントなども取り入れてみるとよいでしょう。

シミの原因・メラニンは髪の毛の色に関わっている

エイジングケア常識非常識白髪

栄養分といえば老化対策も重要なポイントです。頭皮も加齢の影響で老化し、毛母細胞の働きも衰えていきます。

 

育毛シャンプーや育毛剤にはこの毛母細胞の働きを活性化させる成分が配合されている製品もありますが、ビタミンCやポリフェノールなど食生活で摂取できる抗酸化成分もうまく取り入れていきましょう。

 

またビタミンAは頭皮の老化を防ぐだけでなく肌のハリやたるみの改善にも役立つので積極的に摂取したい成分です。

 

一方白髪はメラニン色素が深く関わっています。シミの原因として嫌われることも多いメラニン色素ですが、じつは髪の毛を染める色素としての役割も担っているのです。

 

このメラニン色素を作っているメラノサイトの働きが低下してしまうと白髪ができやすくなると考えられています。働きが低下する原因としてはやはり栄養不足に加えて血行不良やストレス、老化などが挙げられています。

 

これらは抜け毛・薄毛対策でも重要な部分ですから、栄養摂取に加えてマッサージやストレスの解消、睡眠環境の改善など血行不良の予防・改善も日常生活の中で意識して取り入れていくと両方の対策に役立てていくことができるでしょう。

エイジングケアに効果的なシャンプーの選び方

エイジングケアの観点でシャンプーを選ぶ際には2つのポイントがあります。ひとつは薄毛・抜け毛を防ぐことができるか、もうひとつは頭皮と毛髪を傷めずに使い続けることができるか、です。エイジングケアをメインの目的で作られたシャンプーは少ないので育毛シャンプーをメインにして選んでいくことになります。

一生懸命行っているシャンプーが頭皮のバリア機能を低下させる原因の1つに

エイジングケア常識非常識白髪

まず頭皮と毛髪を傷めずに使い続けることかできるか。女性の薄毛の多くは頭皮と毛髪に合わないヘアケアが問題とも言われています。

 

また、過剰な清潔意識で一生懸命汚れを落としてしまった結果、水分とバリア機能の維持に必要な皮脂まで洗い落としてしまい、紫外線のダメージを受けやすい環境を作ってしまっているケースも見られます。

 

その結果活性酸素が増加し、老化が加速してしまうのです。ちょうど洗顔が抱えている問題をそのまま頭皮にも抱えてしまっているのです。

 

ですから洗い終わった後に突っ張り感やヒリヒリするような感じが残るシャンプーは避けましょう。できるだけ刺激がマイルドやシャンプーを選ぶこと、オススメはアミノ酸系シャンプーです。

 

一般的な高級アルコール系シャンプーに比べて洗浄力は一歩劣るものの、その分肌に優しく必要な皮脂を残しながら汚れを落としていくことができます。

 

この頭皮と毛髪を傷めないシャンプー選びに関して触れておかなければならないのがシリコンの存在です。一時期シリコンが問題視され、ノンシリコンシャンプーが話題になりました。

 

シリコンは毛髪をコーティングする働きを持っており、ツヤや指どおりを良くするのに役立ちます。ただその一方でシリコンが頭皮に残ってしまうと毛穴を塞いで薄毛やニキビ、吹き出物の原因になる点が指摘されています。

イチョウ葉エキス、センブリエキス、ビタミンEで頭皮の血行改善

エイジングケア常識非常識育毛成分

ただこれはしっかりすすいで洗い流せば問題ないのでエイジングケアの観点からはそれほど神経質に考える必要はありません。

 

ノンシリコンシャンプーだから無条件によいのではなく、あくまでエイジングケアによいかどうかを意識して選んでいく必要があります。

 

そのうえで頭皮環境を改善する働きを持つシャンプーを選んでみましょう。おすすめは血行促進効果がある成分が配合されている製品です。頭皮も老化が進むと血行が悪化し、薄毛の大きな原因とになります。

 

イチョウ葉エキス、センブリエキス、ビタミンEといった成分が含まれているシャンプーをチェックしてみましょう。

 

あとは肌のエイジングケアと同じく保湿成分も重要です。女性用の育毛シャンプーには保湿成分が配合されたものも増えており、頭皮のカサつきやツッパリ感が気になる方はまずこちらを重視して製品をチェックしてみるとよいかもしれません。

 

行くもうシャンプーに配合されている保湿成分にはキナエキス、アロエ抽出液、Lセリンなどが代表格として挙げられるので頭に入れておきましょう。

エイジングケアに効果的なトリートメント・コンディショナーの選び方

トリートメント・コンディショナーは基本的にシャンプーの後に毛髪を整えるために使うものです。その点シャンプーに比べるとエイジングケアにおける重要性は低いともいえます。シャンプーのように頭皮の衰えに直接アプローチするわけではなく、毛髪のコシやハリ、ツヤの低下を補いつついかに若々しい印象を与えることができるかがポイントとなるでしょう。

シリコンのコーティング作用でボリューム不足に見える可能性も

エイジングケア常識非常識髪ボリューム

トリートメント・コンディショナーの選び方ではまずシリコンの存在を見ておかなければなりません。

 

シャンプーの選び方でもよくシリコンの是非が問題になりますが、トリートメント・コンディショナーの観点から見ると毛髪の仕上がりで賛否が分かれる部分があるのです。

 

もともとシリコンは毛髪の表面をコーティングしてツヤを出すためのものです。指どおりもよくなるため、加齢ともとに毛髪がパサつきやすくなった、うまくまとまらなくなったといった悩みを抱えている方にとってはよい選択肢ともいえます。

 

その一方でどうしてもコーティングする影響で毛髪が重くなります。そのため毛髪がもともと細い方や老化の影響で細くなっている方が使用すると毛髪全体がつぶれてしまい、ボリューム不足に見えてしまう問題をもたらします。

 

さらにコーティングする影響でカラーリングやパーマが長続きしにくくなってしまうため、白髪染めを使っている方にもあまり向いていない選択肢となるでしょう。

 

ですからシリコン入りのトリートメント・コンディショナーを使うべきかどうかは自分の毛髪の状態をよく確認したうえで判断する必要があるわけです。

洗い流さないトリートメントでボリュームアップ

エイジングケア常識非常識髪ボリューム

それから毛髪のキューティクルを修復する成分が配合されているかどうか。年齢を重ねるとどうしても毛髪が傷みやすくなり、水分が失われてしまいがちになります。

 

ホホバオイルやオリーブ油などの植物由来の成分は頭皮にも優しく、キューティクルの保護・修復に効果を発揮するのでオススメです。

 

最近注目を集めているのが「洗い流さないトリートメント」です。文字通り洗い流す必要がなく、毛髪に馴染ませるだけで使うことができるタイプで、髪の毛を軽く、ボリュームを引き出すのに適しています。髪が細くなったり、ボリューム不足に悩んでいる方は試してみるとよいでしょう。

 

このようにエイジングケアの観点でトリートメント・コンディショナーを選んでいく場合には老化の影響で毛髪がどのような状態にあるのかをよく確認したうえで自分に合った製品を選んでいくことが大事です。

 

まずは自分の毛髪にどのような問題を抱えているのか確認したうえでその問題をケアし、若々しい毛髪と髪型へと導いてくれる製品を選んでいきましょう。